タイマッサージの起源はインド!?
タイマッサージの起源を知っていますか?
タイマッサージの始祖は、シワカ・コマラパ(shiwog gomarabat)であるといわれています。
この師は、インドの王宮医師であったといわれ、ブッダ(お釈迦様)の主治医でした。
2500年以上前のお話です。
その頃タイ王国はまだありませんので、タイマッサージはタイで生まれたというより、
仏教とともに伝来したインド医学が元になっています。
インド医学は、アーユッ(生命)ヴェーダ(経典)つまりアーユルヴェーダ(生命の経典)。
日本でもアーユルヴェーダという名前を聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。
その中には、人体について事細かく書かれていたようです。
(そのヴェーダを一部タイ語に翻訳されたものを見させていただきました。もちろんわたしは読めない…)
それらは、タイに伝来してから、仏教の教えとともにお寺や民間の中で発達してきました。
ラーマ1世の時代に初めて、現在のワットポー(寺院)に宮廷医・僧医・民間医を集め、タイ薬学やタイ伝統医学についてまとめさせたといわれています。このワットポーは、日本人が考えるようなお寺ではなく大学のような役割でした。現在もその名残(おそらくレプリカ)で、石板を見ることができます。
その後、近代化の波で一時西洋医学が大きくなり、伝統医学が置き去りにされる場面もありましたが、
現在では改めてタイ伝統医学・薬学として法整備もされ医療としてのタイマッサージも国家資格となり、
病院で受診することもできるようになりました。
また、タイマッサージは、お釈迦様の教えである【四無量心、メータ=慈、カルナー=悲、ムティタ=喜、ウベーカア=捨】(深い友愛の心、慈悲、同情心、 他人の幸福の祝福、無執着)を踏襲しています。
施術に入る際は、ぜひこの四無量心を心に置いて体や心と向き合ってみてください。
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*shiwog gomarabatは、シワカ・コマラパ、シーヴォック・ゴマラバなど様々な発音で表記されています。
*タイマッサージの国家資格はタイ人に対するものであり、外国人に対するものではありません。
BAAN DEE DEEのセラピストは、タイ政府が認定したカリキュラムを終え、厚生省認定のスクールからインストラクターとして認定されているという位置づけになります。
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