タイマッサージ・タイ古式マッサージってどんなの?
痛いやつだよね?(たぶんそれは台湾式足つぼだと思う)
というご質問にお答えします。
タイマッサージって?
まず、タイマッサージとはタイ古式マッサージ、タイ式マッサージなど色々呼び方はありますが、言い方が違うだけで全て同じものです。
そしてタイマッサ-ジは、微笑みの国タイの伝統マッサージ。
「世界で一番気持ちいいマッサージ」
「二人で行うヨガ」
と、いわれております。
もっと言うと、
「人にやってもらう運動」
「怠け者のヨガ」
大きなマットにゴロンと寝て、指圧やほぐし、ストレッチを組み合わせ、ゆっくりゆったり リラックス。
不調なところはもちろん、身体全体の調子を整え健康に導く。そんな究極のリラクゼーション。
タイでは医療の分野でも活躍しています。
そして施術時間は平均1~2時間とわりと長め。
さらに、その半分くらいの時間を脚に費やします。
なぜそんなに脚ばかりをやるの?
脚には大きな筋肉や神経がたくさん集まっています。
だから、脚をしっかり揉むことで、上半身だけの施術よりも体温を上昇させたり、
自律神経を整え、全身の不快症状の軽減ができるのです!
そしてセラピストは、指だけでなくヒジもヒザも足も全部使って施術します。
実はヒザや足を使って圧すと、指圧よりも当たりが柔らかだったり、逆に力強くも圧せたり。
気持ちよさの幅が広がるのです。
セラピスト自身も「指を痛める」なんてことはありませんし、親指が太くなることもありません。
お客さまの強圧や弱圧のリクエストにも応えやすいのがタイマッサージです。
タイマッサージって痛いと聞くけど?
タイのおばちゃんセラピストたちは「ツヨイホウガキクヨ~」という方が多いです。
タイでマッサージを受けて「イタタタタ…」となった人も多いはず。
それは、調子の悪い部分を的確に押すと強い圧じゃなくても痛みを感じる場合もあるし、
ツボ押しをしたときに痛みを感じる場合もあります。
しかしツボ押しの場合は、押した時に交感神経が優位になり、
手を放したときには副交感神経が優位になるので「ふわっ」っと緊張が抜けます。
その副交感神経を優位にさせることを目的に少し強めに圧す場合もあります。
ちゃんとしたタイマッサージセラピストに当たったのに「最初っから最後まで痛かった」って人の話は、
わたしは聞いたことがありません。(治療のタイマッサージはまた別の話です)
セラピストとは歴の長さだけでなく、手や体格差の相性の問題もありますので、
「このセラピストさんのマッサージは気持ちいなぁ」と思ったら
旅先でも名前を聞いておくといいかもしれないですね。
バンコク式とチェンマイ式
日本では、よくバンコク式・チェンマイ式と言われます。
聞いたことがある方も多いと思います。
これは実はタイマッサージの歴史と各地の先生方の得意分野や受け継がれてきた文化の違いです。
ちなみにタイでは、王宮の宮廷マッサージと庶民のマッサージ(タイ伝統医学のタイマッサージもこれに含まれます)にわかれており、わたしたちが触れる機会があるのはこの庶民のマッサージです。
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