タイマッサージの種類と形
よくタイマッサージは、「バンコク式とチェンマイ式があるんですよね」といわれますが、
実はそれは合っているようで違うような分け方です。
どういうことかと言うとタイではどちらも同じタイマッサージですが、地域の特徴があるため、
その違いをわかりやすくするために外国人がバンコク式・チェンマイ式と言い始めました。
タイマッサージは、
・ラーチャサムナック(宮廷)のマッサージ師によるマッサージ
・チャルイサック(民間)のマッサージ師によるマッサージ
があります。
ラーチャサムナックのマッサージは、国王や王族などに献上するマッサージ、
チャルイサックは街やお寺、病院や教育施設で一般に広がっているマッサージです。
宮廷内のマッサージ局がラーマ6世時代に廃止されたときに、マッサージの師たちはそれぞれの地域に戻り、その地域の文化によってまた異なる地域性のあるマッサージへと別れていきました。
チェンマイ式とは
よくわたしたちが耳にするバンコク式・チェンマイ式は、そのタイ伝統医学をもとにバンコクで改めてまとめられたものがバンコク式とよばれ、チェンマイ式は、チェンマイのシントン氏がワットポー伝統医学校で学び、教鞭をとった後、チェンマイのオールドメディソン(シワカ伝統医学病院)を開き、そこで教え始めたタイマッサージがチェンマイ式と言われています。
これは、バンコク式をベースにストレッチを特徴とするランナースタイルのマッサージを集めて作られたものです。
実は、チェンマイはタイ王国となる前はランナー王国という別の国でした。
タイ伝統医学と同じようにチェンマイにもランナー伝統医学が存在し、その影響も受けているのが特徴です。
チェンマイにあるスクールのほとんどの先生方はこのオールドメディソン(シワカ伝統医学病院)出身です。
そして、Baan Dee Deeのタイマッサージも、このチェンマイ式です。
ランナー文化も受け継いだこのチェンマイ式タイマッサージ、ぜひ一度お試しください。
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